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草木染について


IFUJIの製品の多くに、木製品では珍しい草木染の技法を取り入れています。

 

三度黒

メキシコ原産のマメ科の樹木・ログウッド(アカミノキ)の樹幹から抽出した赤系の染料を用い、黒色に染める方法です。明治期にヨーロッパ経由で日本に持ち込まれたログウッドを用いて瞬く間に広まりました。何度も染め工程を繰り返すことから「三度黒」と呼ばれます。三回では黒にはならず、IFUJIでは10回以上も染、媒染を繰り返しています。非常に手間がかかるうえに、季節によって染まり具合が異なることから、長年にわたって試行模索を繰り返してきました。どの木材も一様に黒く染めることが可能で、母材にはサクラ、カエデなど各種の材を使用しています。

 

カエデ草木染

母材のイタヤカエデを特殊な溶液を用いて緑がかったグレイの色目に染めるIFUJI独特の技法です。木材の個体差によって発色が微妙に異なりますが、イタヤカエデ特有のシルキーな光沢感と、硬質な金属系の染め色が独特です。

 

草木染製品は紫外線によって退色しやすいため、初期の色目を維持するためには、直射日光は極力避けてください。ただ、退色する過程の色目も味わい深く、それぞれの変化を楽しんでいただけるのも魅力の一つと思います。製品によっては染め直しも可能です。